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新住協関西支部の勉強会



先週、大阪まで出張して
新住協関西支部さんの勉強会に参加させていただきました。

新住協さんは、今では当たり前に言われるようになった
高気密高断熱住宅の生みの親である、室蘭大学の鎌田紀彦氏を中心として
その深い知識と技術、また実践データを基に日本中で快適な家づくりを広げている団体です。

2年前に金沢で鎌田教授のセミナーでお話を聞いて以来
その理にかなった技術内容に大変興味を持ち、新住協さんの情報を調べるようになりました。
SNSでの勉強会グループで新住協関西の中心的メンバーでもある
ダイシンビルドの清水さんと知り合い、今回の勉強会に参加できることになりました。

関西支部は盛り上がっていると聞いたとおり
今回も70名ほどの参加者が、会場いっぱいに詰めかけており、
交通機関の都合でギリギリに到着した私は席を探すのに緊張しました。
知り合いの工務店さんが声をかけてくださったおかげで前列2番目のアリーナ席(笑)

噂通り関西支部の方々は本当に熱かった!
勉強会が始まると、まずは会員さんの施工事例の発表がありました。
Q1.0住宅の新築とリフォームの事例を
工事の進行状況に沿って、施工点や注意した点などを中心に発表。
そして断熱データの計算事例などを公開していきます。
こうして会員間の情報共有をすることで、参加会員全体の向上となることは確実です。
聴いている会員さんがみんな真剣!質問も飛ぶ飛ぶ!すごい。

会員さんのデータを一目みて、
改善点を指摘する鎌田教授の様子もさすがだと思います。
いろいろなパターンを検証繰り返しているからこそ、改善点を一目で観抜けるのはすごいと思いました。

そして後半は鎌田教授のセミナーです。
関西ではどれくらいの断熱性能が、性能とコスト両面から見て、最適なのか
というのをしっかりとデータを基に解説してくださいました。
私達の地域、小浜市は日本海側でありますが京都に近い。
大阪や和歌山と比べれば気候は違うかもしれませんが
関西に近い要素も持ち合わせていると思われます。
そして新住協さんの地域データは全国800地域に及んでおり、わかりやすいです。

新住協さんはQ1.0住宅(きゅーわんじゅうたく)を全国で広めるために活動しています。
Q1.0住宅とはQ値=熱損失係数を1.0以下にする住宅です。
といってもわかりにくいですね(苦笑)
簡単にいえば、
Q1.0住宅で家を建てると、夏冬の断冷房使用がかなり少なくなります。
断熱性能や日射遮蔽を意識すること
夏の熱い日差しを入らなくすることで、室内の温度上昇を少なくする
冬の温かい日射を室内に取り入れ、室内の温度低下を少なくなする
そんなことを意識することで、設備機器になるべく頼ることなく快適な室内を作ることができます。

弊社もそれを目指して取り組んでいます。
今後は断熱や気密をもっとしっかりと意識して、
お客様が快適な住空間で生活できるように、よりいっそう努力していきたいです。

今回の勉強会でも多くのことを学ぶことができました。
参加させていただいた関西支部に皆様には本当に感謝申し上げます。




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