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内窓設置、温度差

月末から水廻りのリフォーム工事をさせていただくM様邸にて
先だってリビングと和室の内窓設置工事をさせていただきました。

設置個所は4枚引違いの掃き出し窓、3か所。

どれほど温度差があるだろうと放射温度測定機を使って測ってみました。
設置日の昨日は思いもかけず雪でした(^^;

まずは和室。
外部に直接面していて、この日は雪が吹き付けています。


少しわかりにくいですが内窓を開けて
既存アルミサッシのガラス部を測定しています。
2.3度です。


内窓のガラス表面の温度は8.3度。
6度の温度差がありました。
この日は雪が降っていて
内窓の枠を設置する間、この建具はカーポート内に
ブルーシートをかけて置いてありました。
搬入設置後、あまり時間をおかず撮影しているので
建具自体が冷えている可能性もあり
万全の状態ではないかもしれませんがそれでもこれだけ温度差があります。


ちなみに横の壁では12.4度
室内が14~5度だったので、外部に面して少し冷えています。
今までの窓と比べると10度ほど温度差があり
アルミサッシのシングルガラスがかなり冷えているのがわかります。

続いてリビング。
こちらはすぐ横に建物の壁があり、上部にも日よけがあるので
この日の風向きではさっきの窓と違い風が当たりません。


見えにくいですが、7.3度です。
風が当らない分、先ほどより温度は高いですね


内窓表面では12.4度です。
やはり5~6度ほど、温度が上がりますね。


壁は15、4度。
こちらもやはり窓は壁の半分ほどの温度しかありません。

ちなみにカーテンのレースをかけた場合、
レース表面は13度ほどだったので
内窓をほぼ同等ですが、カーテンでは隙間が多いので冷気が
スースーと入ってくるので、やはり寒かったようです。
内窓に変えると、隙間がなくなるので、隙間風がありません。
設置後の室内は心なしか以前より暖かく感じました。
実際に体感するのは、工事終了して我々が帰った後だと思うので
また月末のリフォーム工事の時に感想を聞いてみようと思います。

内窓設置工事は既存の窓枠に


このような枠になるレールを4方に設置して、建具(戸)を建てるだけなので
設置時間も短時間でできます。
この日も設置サイズ大が3本といえ、3時間ほどで終了しました。
雪が降ってなかったらもう少し早く終わったでしょう。

温度差から見てわかるのは
やはり窓からの熱損失が大きいことがわかります。
せっかく温めた室内温度が冷たい窓から逃げていきます。
窓の断熱性能を上げることは
快適な室内環境を作ること、そして暖房冷房費を節約することにもつながります。

リフォームの場合でしたら
内窓を設置する、またはガラスをシングルからペアガラスに交換する
余裕があれば、サッシをアルミから樹脂などに交換する。

新築であれば、断熱材や窓性能にこだわって
初めから樹脂サッシを設置することをお勧めします。
というか、新築するなら樹脂サッシにしましょう。




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