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外壁いろいろ~焼杉~


住宅の外壁には様々な種類があります。

現在、一般的に多くみるのは「窯業系サイディング」と呼ばれるものでしょう
その他にも様々な種類の外壁材がありますが
今日はその中から弊社でも度々使用する「焼杉」についてです。



よく使うのはこの三種類。
呼び名も 1号 2号 3号 とそのままでわかりやすい。

「焼杉」は読んで字のごとく、杉材の表面を焼いて炭化させたものです。
近年では意匠性を出すために、木目を浮き出して塗装をしたものがよく使用されます。

普通の杉より焼いた分、表面は硬いさわり心地ですね。



木材を仕様すると聞くと、和をイメージしがちですが
使い方によって、様々な表情を見せるので、使用範囲は広いと思います。



焼杉の短所として
1、自然素材のために材質が不均一であり、軽微な表面割れや木目、色彩のバラツキがある
2、木材の風合いを活かすために、耐久性の高い塗装がしにくい(幕ができるほどの塗装は質感が損なわれる)
3、立地条件によっては、色彩の変化がある
4、外部的要因で、経年変化により、割れや変形することがある
5、木材特優の灰汁が雨水により出ることがある
6、燃えやすい、使用地域が限定される

長所として

1、焼くことで、炭化作用がおこり、防虫および防腐の効果があり、耐久性が増す

2、木材特有の調湿高価がある
    雨に塗れると、板の幅が伸びて気密が良くなります
    板が乾燥すれば通気が良くなる上に、焼杉そのものが湿気を吸収し、結露を減らします

3、重量が軽いために、躯体にかかる負荷が少ない

4、焼杉の中に空気層があるために、熱伝導率が低く、断熱効果が高い

5、夏場に触れても熱くない

6、メンテナンス(上塗り)や張替えが簡単(一枚からでも交換OK)

7、環境に優しく、癒し効果が高い


といったように、短所を補って余りあるほど長所があります。
自然素材のため、全く同じ柄はなく、それでいて、面になると統一感があります。


経年変化等により様変わりしても、
上記の長所については持続するので
自然素材の風合いを味わっていただければ幸いです。


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