2016/03/23
小浜市にある最古の芝居小屋「旭座」
小浜西組再開発で、移転保存が決定しましたね。
小浜市中心部にあった西友の跡地が長らく空き地でしたが、
あそこに町の駅になる施設が建設され、5月にオープンします。
そこに、「旭座」が移転されて、新たに活用されることになりました。
今の場所から少し離れたところにあった頃
保存か解体かを議論されるほどに、保存状態も・・・でした。
しかし現存すること自体が貴重でありました。
私も数年前、旭座活用の討論会に参加していろいろな意見を聞きました。
私は建築の仕事に携わっているからというのもあるでしょうが
やはりこういう歴史的価値のある建物は保存活用するべきだろうと思っていました。
しかし、そこで一般の方から出た
「あんな古い建物に税金を使って保存する意味がわからない」という意見
そういう考えをまったく考えていなかった私としてはけっこう衝撃だったのを覚えています。
様々な意見があるのだなぁと改めて感じました。
さて、もうすぐオープンの新・旭座。
建築も進み、足場も取れて、かなり全貌が明らかになってきました。
中の芝居小屋は、畳と、そして床にしてイスも設置できるようになるそうです。
落語や芝居だけではなく、音楽や演劇などもできるそうで
週末の使用予約は、かなり先まで埋まったとのこと。
高速インターから降りてすぐに「道の駅」
小浜の中心部に「町の駅」
そして港部の濱の湯などの「海の駅」
この3つを使って、入口から出口まで、ではないですが
小浜市の活性化に繋がるかどうか、この春から楽しみです。