2017/07/24
リフォームのお話を頂いて、お客様のお宅で打合せなどさせていただくときに
「家の図面って残ってますか?」とお聞きするとこんなものがよく出てきます。
「板図」といいます。
昔は大工さんが家づくりを依頼されると、これを自ら描いて
必要な木材の数量を拾い、手刻みで加工して、現場で建てていました。
図面と呼べるものはこれ一枚です。
「家の図面ありますか?」って聞くと、「これくらいしかないなぁ~」ってこれが出てくるのです。
私達も最近ではあまり目にしないので、観れるとちょっと嬉しくなってきて
そんな様子を観ているお施主様もちょっと嬉しそうというか誇らしげというか(^^)
今みたいに、間取りはどんなのがいいとか、仕上げはこれこれで~とかではなく
親戚とか知り合いの大工さんにほぼお任せ状態での家づくりっていう時代でもありました。
信頼して任せてたんですね。
この板図から、家を立体的に想像し、必要な木材を拾い、納まりや継ぎ手を加工し、建てていく
それを自らやってしまう大工さんはやっぱりすごいな~と思うわけです。
そんなことをやってきた年配の大工さんから若手へと技術の継承がしっかりと出来るといいのだけれど…
私が家づくりにおいて、木材や自然素材にこだわりたい理由の一つもそこにあって
建材で必要な寸法にカットされた材料を組み立てるだけではなく
一枚の木材を図面を観ながら必要な量や加工を自ら考えて手を動かしていく
手間と時間はもちろんかかるけど、これから先の家づくりのことも考えたら必要なことだと思うわけです。
暑い中、工場の中で刻み作業している弊社の赤崎大工。
小さな祠を制作中です。
「家の図面って残ってますか?」とお聞きするとこんなものがよく出てきます。
「板図」といいます。
昔は大工さんが家づくりを依頼されると、これを自ら描いて
必要な木材の数量を拾い、手刻みで加工して、現場で建てていました。
図面と呼べるものはこれ一枚です。
「家の図面ありますか?」って聞くと、「これくらいしかないなぁ~」ってこれが出てくるのです。
私達も最近ではあまり目にしないので、観れるとちょっと嬉しくなってきて
そんな様子を観ているお施主様もちょっと嬉しそうというか誇らしげというか(^^)
今みたいに、間取りはどんなのがいいとか、仕上げはこれこれで~とかではなく
親戚とか知り合いの大工さんにほぼお任せ状態での家づくりっていう時代でもありました。
信頼して任せてたんですね。
この板図から、家を立体的に想像し、必要な木材を拾い、納まりや継ぎ手を加工し、建てていく
それを自らやってしまう大工さんはやっぱりすごいな~と思うわけです。
そんなことをやってきた年配の大工さんから若手へと技術の継承がしっかりと出来るといいのだけれど…
私が家づくりにおいて、木材や自然素材にこだわりたい理由の一つもそこにあって
建材で必要な寸法にカットされた材料を組み立てるだけではなく
一枚の木材を図面を観ながら必要な量や加工を自ら考えて手を動かしていく
手間と時間はもちろんかかるけど、これから先の家づくりのことも考えたら必要なことだと思うわけです。
暑い中、工場の中で刻み作業している弊社の赤崎大工。
小さな祠を制作中です。