2018/12/11
住宅を建てる時の建築費は安くはありません。
住宅資金として
自己資金
住宅ローン
そして親族からの資金援助といった方法があると思います。
近年は全額を住宅ローンで借りられることも多くなりましたが
やはり借入は少なくするに越したことはありません。
これまでの貯金から自己資金として何%か出して、残りをローンで借りる
又は親族からの資金援助を受けて借入を少なくするのもいいと思います。
その場合、親又は祖父母からの贈与が多いと思います。
贈与となると贈与税がかかってきます。
しかし、住宅資金に関しては一定金額まで贈与税が非課税となる制度があります。
以下の国税庁のHPに詳しくありますが
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/sozoku/4508.htm
平成28年から平成32年の3月31日までは
省エネ等住宅 1200万円
その他の住宅 700万円
までが非課税となります。
この金額までなら、住宅資金を親族からもらっても非課税ですよ~という制度です。
省エネ等住宅というのは
①断熱等性能等級4 又は 一次エネルギー消費等級4
②耐震等級2
③高齢者等配慮対策等級3
のいずれかを満たす必要があります
申請して審査機関より住宅性能表示を取る必要もありますので
できれば贈与を受けるかどうかも早めに相談しておくといいと思います。
①については外皮計算をして申請し、中間検査もありますし
②③に至っては、構造上の制限もありますので着工後では対応できない場合もあるからです。
②は筋交や耐震金物も変わってきますし、③は廊下や出入り口の幅を広めにしないといけないこともあるので
着工後では対応できない場合が出てくる可能性も高いです。
贈与を受けられるとなった場合は、
最寄りの税務署に行ってどのようにしたらいいか確認することもいいと思います。