2019/01/12
4月に開校となる小浜市の美郷小学校で建築関係者の見学会があり参加してきました
まー立派なこと(笑)
鉄筋コンクリート造(一部木造)で校舎延べ面積はなんと5085.5㎡(1538坪)!
遠敷小学校、松永小学校、宮川小学校、国冨小学校の4校が合併し、この美郷小学校となります
グラウンドも広い
母校の遠敷小学校からしたら5倍くらいあるんじゃないでしょうか
道路から校舎までの間には学童保育の建物も別棟で建てられています
玄関から入ると、ラーニングスペースといって、図書館機能をもった自由学習のスペースとなっています
最近の学校はどこもそうなのかもしれませんが、共有スペースが広いですね
生徒玄関はちょっと狭い印象でした。
下駄箱同士をもっと離してもいいような気もします。
美郷小学校も中央に共有スペースがあり両サイドの教室が並ぶ配置
簡単に言えば教室と教室の間の廊下がめっちゃ広いといった感じですね
共有スペースにはこのようなちょっと隠れたスペースがありました。
説明用の平面図には室名が「デン」と書かれています・・・デンって何?
そのほか、読み聞かせコーナーといった場所やトイレ、多目的室などですね
普通のトイレや、多目的トイレもしっかりと配置され、車いす用のエレベーターもあります
教室は天井は高いですが、教室自体の大きさはそれほど大きくなく、これまでと同じといった感じでしょうか
こういう後ろに棚が並ぶ感じ、なんか懐かしいです。
廊下からは引戸で開閉になってます
外からも中からもすごく見通しがいいですね。
子供からしたら外が気になって仕方ないんじゃないでしょうか(笑)
2階は教室はもとよりいろんなところからデッキに出られるようになっています。
1階も2階もけっこう出入り口が多くて、施錠や管理が大変そうやな~と思いましたが
最近はセンサーで管理とかになってるんでしょうか、その辺り聞いてみればよかった。
子供からしたらいろんなところから教室に戻ってこられるから楽しいかもしれませんが
間違えて他の教室行ってしまいそうな感じも(^^)
デッキから屋根を見上げるとこんな感じです
谷になっている屋根の下にはコンクリートの持ち出しがあり、聞くとこれは雨樋なんだとか
谷から流れてきた雨水がここに落ちてきて黒い部分から流れていくそうです。
豪雨の時とか強風の時は、溢れるだろうなぁと思う。
そしてそれは子供達から見たら楽しそう(笑)
冬は飛び散った水が凍ってデッキつるつるじゃないかな~なんて心配になったりして。
一度雨の日を見てみたいですね
体育館も新しくて広い。
各小学校の体育館からしたら2~3倍、中学校や高校と同じ大きさの体育館ですね
バスケのリングの取付方が気になりました。
必要なのかデザインなのか。
ついに完成して開校を迎える美郷小学校
この校舎の建築には地元建設業者の並々ならぬ苦労があったと聞きます。
工期や費用もかなり苦しい中、ほんとうにみなさん頑張られたと思います。
建物は出来てしまえば、完成品として存在しますが
まったく何もない状態から一つ一つ、人の手が加わり、こうして完成に至るわけです
工事現場ですから危険も伴います。
そういった大変な思いの上に建っているということに少しでも思いを馳せてもらえると嬉しいなぁと思います。
一点だけ、気になっていること(笑)
校歌です。
一度新聞で読んだだけなので、間違っていたら申し訳ないのですが
どうも校歌の歌詞がピンときませんでした。
名前を変えたらどこの校歌でもいけるような、この地域の特色をそれほど感じませんでした。
4校が合併となるのだから、1番毎に各地域の特色でも散りばめたような歌詞ならよかったのに…なんて思ったりしました。
2年前、遠敷小学校のイベント時に校長先生が
「あと2年でここも閉校となります」とお話された時
それまであまり実感してなかったけど、急に母校の閉校が現実として感じたられたのを覚えています。
何とも言えない寂しさを感じました。
今度からはこの新しい学校でたくさんの子供達が楽しい思い出をたくさん作っていってほしいと願います。